Mika Hakkinen's(ミカ・ハッキネン)McLaren Mercedes MP4/16
 残念ながら2002年を最後に戦列を離れてしまいましたが、今も彼の走りは脳裏に焼き付いています。セナ亡き後、史上最強のチャンピオンとまで言われるミハエル・シューマッハに唯一肩を並べたドライバー、フライング・フィンの異名をとるスーパー・ドライバー『ミカ・ハッキネン』。
 彼ら二人はF3からのライバルで、二人があらそったF-3での戦いも壮絶なものでした。その時に勝利を収めたシューマッハはその後も常に王道を歩き、ミカ・ハッキネンは速さはあるものの、低迷するロータス、そして暗黒期のマクラーレンと、あまりいい環境には恵まれませんでした。しかし1998年、ミカ・ハッキネンはミハエル・シューマッハとの壮絶な戦いに勝利し、見事ワールド・チャンピオンに輝きました。
 あの日の鈴鹿サーキット、僕はS字の山の上からその戦いを見守り、すぐ目の前でミハエル・シューマッハのタイヤが破裂するのを見ました。
 その瞬間、あたりから沸き起こった「おめでとー!!」の合唱が、今も耳に残っています。もちろん、僕もそう叫びました。すばらしい日でした。